ターゲットの運転する社用車は、
空いている道路を快調に飛ばして行きます。
土谷も視界の端に車を捕らえながら、
信号に引っかからないように交通の流れを見ながら、
慎重に運転します。
こういう時って、
なんか探偵してる感に浸ってしまいます。
彼は都内にある繁華街に向かい、ときおり、運転中に携帯を見ています。
(いけないなぁ、
運転のときはドライブモードにしないとネ!
・・・、
ていうかぁ、会うんじゃねーか!? オンナと!!)
俄然ひとりテンションが上がる探偵土谷。
獲物を目の前にした猟犬状態です、ガルルゥ。
奥さん、アンタの直感は正しかったぜぃ。
奥さん、なかなかやるねぇ。
奥さーん、いいねぇ。
お・く・さぁ〜ん。
頭の中で、一人むなしくこだまする声が聞こえる…。
なんかちょっと変な方向に脱線していきたので、話を元に戻すと、
彼の車は繁華街を通り抜け、狭い路地へと入り込む・・。
勘弁してよ、つけづらいじゃないか。
それにしても、
イッタイ、ドコマデ、イクノダロウカ??
そんな疑問が頭の中を飛び交っていた、そのとき、
彼の車はコンビニの前で止まり、彼が降りてきたのです。
そこであんな光景を目にするとはっ!!
はたして探偵土谷が見たものは・・・
(また続く ^^;)