秋・冬は恋の季節・・・らしいです。

少しずつ寒くなり、冬本番に向けて食欲が増進するとともに
それに比例して恋愛中枢も刺激されるのだとか。

ほとんどの生物は繁殖期というものがあり、
1年の内、ある一定期間しか恋愛をしません。

コオロギやカマキリといった昆虫から、鮭や鮎といった魚類から、
カエルのような両生類、亀やワニといった爬虫類、犬や猫といった
哺乳類まで、子孫を残すための活動時期というのは決まっているのです。


  しかし人間だけは例外。

年がら年中、サカリがついているというワケ。
春夏秋冬がある日本でも、常夏のハワイでもこれは同じなんですね。

だから正確に言うと、秋だけが恋の季節ではないのですが、
春の淡い恋や、夏の激しい恋に比べて、
秋の恋は物悲しく色づいた紅葉のように繊細で、
積み重なった落ち葉のように深い印象があるのは、


  さすらいの吟遊詩人@土谷 だけでしょうか。

  (決まったゼ!)


これまでの人生を思い返して、秋に素敵なor不幸な恋愛
があったという人はいませんか?
恋人が浮気していた時期は昨年の今頃だったと思い返すことは
ないでしょうか?


唸ってばかりの独り者土谷には、どうも実感が湧かないのですが、
どうも同じ時期に同じことを繰り返す人が多いらしいです。


先日アンサーに訪れた依頼人様も同じことで悩んでおられました。

昨年の同じ頃、まだあれはアンサーがオープンして間もない頃のこと。

ご主人が浮気している様子なので、証拠を突きつけてやめさせたい!
という依頼でした。

慣れない指先で懸命にメールを打つ姿を見て、すぐにピンと来たそうです。

そこでご主人が寝ている隙にメールをチェック!

ロックが掛かっていましたが、暗証番号は初期値のままというオチがあった
ため、難なく奥様は内容を閲覧することができました。
そこには普段のご主人からは想像もつかないような甘いセリフの数々が…。

わかっていたけれど、やはりハラワタが煮えくり返ります。

次に会う日時をチェックし、ご主人を我々スタッフが尾行。
短い逢瀬の後、帰宅する女性の住所・氏名を確認。
その後の継続調査で電話番号まで調べ上げました。

依頼人である奥様に報告すると、いきなり奥様は相手の女性に電話しました。
ものすごい剣幕で・・・。

相手の女性も不貞行為を行っていることは承知だったらしく、
すったもんだの話し合いの後、彼女から身を引くことに。
ご主人にメールで「もう会わない」とメールを入れさせました。
後から聞いたところでは、出会い系サイトで知り合ったとのこと。

何も知らないご主人は、しばらく彼女にメールをしていたようですが、
返事がないのであきらめた様子。

奥さんは相手の女性をとっちめてすっきりしたせいか、
ご主人に対しては今回は目をつぶってやろうという寛大な処置を取りました。

思えばこれがいけなかったのかもしれません。


そしてまた今年も。

そう、また奥様がアンサーにいらしたときは、ただ普通に飲みにいらしたものと
スタッフ一同思ったものでした。

すると開口一番、


 「恥ずかしながら、”また”、なんです。」

 「”また”ですか・・・」

あれから1年・・・。

ご主人は相変わらず初期値の暗証番号のまま携帯ロックして、安心しているそうです。
帰りが遅いことに不審を感じた奥さんは、ひさしぶりにメールを覗いたところ、


  びっくら 仰天!

前にも見たことのある甘いセリフのオンパレード。

あの女! 裏切ってまたヨリを戻しやがったか!?

最初はそう思ったそうですが、よく読むと今回は違う人の様子。


「で、どうされます?」


「前回は私が甘すぎました。今回は前回の分も含めて、
 彼にきっちり話をしようと思います。」


こうして2回目の調査がスタートです。

やることなすこと前回と同じというか、
またまた携帯メールの中に次に会う日時を発見。
そこで1年前と同様にご主人を尾行。

警戒心ゼロのご主人は彼女のマンションに行き、
あわただしくコト済ませ(おそらく時間からして)、
帰っていきました。

証拠写真を押さえ、相手の女性の住所・氏名を確認。
奥様に報告しました。

その後の奥様は前回と打って変わって冷静な対処。
感情を努めて押さえ、証拠を突きつけ、トクトクと説教したそうです。

これでご主人の浮気のムシが全滅したかどうかはわかりませんが、
とりあえず、緊急手術は成功したようです。

しかし、また来年再発しないことを祈るのみ。
さすがに次やったら浮気防止工作したほうがいいですねー。
でもどこまで許して貰えるのだろうか?という疑問はありますが…。


来年は奥様が仲良く夫婦でアンサーに飲みにいらっしゃる日が来ることを
スタッフ一同祈念しております。