事件現場は、京○線下り電車の女性専用車両内。

tanteitsuchiya2005-07-20

しかもかなり遅い時間の下り電車。

ターゲットの女性が、女性専用車両に乗り込みました。
一緒に追尾していた女性探偵はもちろんそのまま同じ車両に乗車。

土谷は一緒に乗りたい気持ちをグッとこらえて、
となりの普通車両に乗車しました。

降りる駅は予想できていたのですが、いちおう、
女性探偵にターゲットが降りるときは、ワン切りをくれと連絡。

そして電車はその後に待ち構える惨劇をつゆとも知らず、発車したのであります。

女性探偵から車内の様子がメールで飛んできます。

「ターゲットは、遊び疲れか、うつらうつらしています。
 また(痴漢のいないことに安心しているのか)、
 乗客の多くが居眠りしています。」

そんなゆるやかな時間が流れていた車内に、
突如起きた身の毛もよだつ事件が起きたのです。

発端は一人の女性の、「キャー!」という叫び声でした。

痴漢がいるはずのない車内。
なんで悲鳴が上がるのか、女性探偵は不思議に思ったそうです。

そして波のように次々と舞い上がる悲鳴。

  「キャー!」

  「ギャー!」

  「ウギャー!」
そしてナゼ悲鳴が連鎖的に上がっているのか、
理解できる時がきたのです。

そして理解したと同時に口から小さな悲鳴を発した女探偵。

なんと壁を伝うゴキブリが顔に向かって飛んできたのです。



  想像するに恐ろしい・・・。


狭い車内を逃げ惑う女性たち。
まるでドッチボール状態です。

ゴキブリが、

  右へ飛べば、左へ逃げ、

  左へ飛べば、右へ逃げ、

とまさしく「右往左往」

ターゲットも他の乗客と同様に逃げ回っています。

最後は壁にぴたりと張り付き、女性陣からの熱視線を浴び続けたゴキブリくん。

ここまで、恐怖のせいか、半ば支離滅裂なメールで報告を受けた土谷は
そんな状況でも頑張ってメールをしてくる女性探偵に”合掌”です。


それにしても、たった一匹で女性を混乱の極致に追い込み、
形は違えど、アツイ眼差しを受けたゴキブリくん。

メスだったのか、オスだったのか分かりませんが、


オスだったら、ある意味、男冥利につきたのではないでしょうか・・・。