探偵をやる人は変わった過去を持つ人が多い、気がしますが、

tanteitsuchiya2005-03-22

最近うちに入ったチェリーこと沖田クンにはすごい過去がありました。
(なんでチェリーなのかは・・・うぅーん、考えまい、考えまい)

現場からの帰り道。
高速道路も激しく混んでいて、そのせいか、はたまた連日の過労のせいか
眠気もピークを向かえて、ハンドルを握る手が怪しくなってきました。

そこで沖田クンに何か眠気が吹っ飛ぶ話をしてよ!とふったところ
吹っ飛ぶどころか、涙が溢れそうなDV話が出て来たのでした。

その1

小学校に上がる前のこと。
家で金魚を飼っていた沖田クンは、大事に世話をしていました。
ある日、酔っ払って帰宅した沖田家の大黒柱であるお父さんが、
何を思ったのか、沖田クンの部屋にづかづかと入ってくるやいなや、
手を金魚鉢に突っ込み、一匹の金魚を握り締め、沖田クンの口の中へ放り込みました。
寝ていた沖田クンは何がおきたのかわからず、口の中の金魚を慌てて吐き出しました。

なんでそんなことをされたのか、記憶も途切れ途切れで、よく覚えていない沖田クン。
沖田クンのお父さんは、沖田クンに人間ポンプの練習をさせたかったのでしょうか・・・。

その2

金魚の次にコオロギを飼育していた沖田クン。
心地よい鳴き声は沖田家の癒しでもありました。

ある日のこと。
虫かごの蓋が少しあいていたせいか、コオロギが脱走しました。
しめて20匹。

気付いた時にはあちこち部屋中とびまくるコオロギたち。
怒りに震える沖田クンのお父さんは、掃除機を持ち出し、
片っ端から吸いまくり。

すごーい、お父さん。
これで簡単に捕まえるなんて!!

そんな沖田クンの感激も束の間。
掃除機のゴミ袋を取り出し、ナントそのままダストボックスにポイッ。
ダストボックスの中でまさに虫の息で鳴くコオロギたち・・・。

そんな父親を見て、沖田クンが思ったことは、


「ぼくは人にやさしい人になろう!」


だったそうです。

いい話のような・・・。微妙。