この前から、探し続けていたアイツ。

tanteitsuchiya2005-06-24


見つけましたよ!
見つけちゃいましたよ!とーさん!

深夜に及ぶ調査で疲れきって帰宅した探偵土谷。
我慢していた尿意を開放してあげようと、トイレに入りました。

口を開けて、(おそらく)間抜け面で放尿していた土谷。

そこへ、フト、黒い輝きが視界に入ってきたのです。


  Oh!ヤツではないですかっ!

放心状態にあった土谷からは気配を感じなかったのでしょうか、
無警戒に土谷の目の前を横切ります。

 ここで会ったが100年目!(古っ)

まずはもどかしい気持ちを抑えながら、しっかりと尿を出し切り、
水は流さず、そっとズボンのジッパーを上げます。

殺虫剤や棒を取りに行っては見逃す!そう思った土谷は、
視線をヤツから外さないまま、手探りでトイレットペーパーを

 右手に1巻き、2巻き・・・、グルグル巻きにします。

まるで、


  試合前のK1戦士のようです。


準備は整った、いざ出陣じゃぁ!

狙いを定め、容赦ない平手打ちをヤツに!


  ビシッ! 

炸裂音とともにヤツは吹っ飛び、床に落下。
よく見ると足が1本、壁に張り付いています。

勝利を確信した土谷は、トイレットペーパーを右手から外し、
ヤツと足を絡めとり、そのままトイレにポイッ。
後は水洗レバーを引くのみ。

 水もムダ使いせず、理想の展開(うふっ)


しかし、トイレの渦に飲み込まれながら、ヤツの断末魔の叫びが…、


 (これで終わったと思うなよ!
  俺には仲間がいるんだからな!!)

確かに聞こえたような気がしたのです。

右手に残ったヤツの感触を思い出し、
ひとりトイレで、これからも続くであろう戦いに思いを寄せ、
右手を見つめる土谷がいました・・・。